후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
柴田 宵曲의 古句を観る(こくをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,028자 · 333화면
春の夜や蕪にとぼす小挑灯 牧童
この句には「夜更て帰る時に蝋燭なし、亭坊の細工にて火とぼす物でかしてわたされたり、むかし龍潭の紙燭はさとらんとおもふも骨をりならんとたはぶれて」という前書がついている。夜更けて帰るのに蝋燭がないといったら、亭坊が蕪の中をくり抜いて――だろうと思う――灯をとぼすものを拵えてくれた、というのである。西瓜燈籠はありふれているが、蕪の挑灯は面白い。よほど大きな蕪でないと、火をとぼすには工合が悪かろうと思うけれども、そこは然るべく工夫したのであろう。
「龍潭の紙燭」は『碧巌集』にある話である。徳山がはじめて龍潭に参した時、侍立するほどにいつか夜が更けてしまった。「潭云く何ぞ下り去らざると、山遂に珍重して簾を掲げて出で、外面の黒きを見て、卻回して云く、門外黒しと。潭遂に紙燭を点じて山に度与せむとす。山接せむとするに方って潭便ち吹滅す。山豁然として大悟す。便ち礼拝す」とある。龍潭の紙燭は受取ろうとするのを吹消すところにあるらしいが、牧童は蕪の挑灯で足下を照して家へ帰らなければならぬ。「さとらんとおもふも骨をりならん」というのは、例の俳人一流の態度であろう。