후리가나로 읽는 일본 고전
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(一)
佐々木 味津三
佐々木 味津三의 右門捕物帖(一)(うもんとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,431자 · 428화면
もちろん、朝のうちに熊仲和尚が黙山を道案内で訪れてくるだろうと思いましたから、心しいしい待ちあぐんでいると、ところがまんまと一杯食わしたか、いっこう姿が見えないのです。
「ちくしょうッ、甘く見やあがったかな」
あまりとんとんと鉄山殺しのめぼしがつきすぎたので、あるいはと思いながら多少の不安をおぼえて待っていると、だが、熊仲も、女犯の罪こそは犯したというものの、やはり法の道に仕える沙門でありました。とうにお昼を回って、もうかれこれ八つに近い刻限、ようように姿を見せましたものでしたから、右門はさっそくにきめつけました。
「てかてか顔のほてっているところを見ると、またひのき稲荷へ回って、般若湯でも用いてきたな」
「冗、冗談じゃございませんよ。こりゃ、大急ぎに駆けてきたので、赤くなったんでござんすよ」
「大急ぎとは何が出来したのじゃ」
「鉄山殺しの居どころがわかったんでござりますよ」
「なに、わかった? どこじゃ、どこじゃ」
「ここでなにかてがらをたてなきゃ、罪ほろぼしができないと存じましたからな。あんなぼろ寺でも住職のありがたさに、けさほど檀家の縁日あきんどを狩りたてて、江戸じゅう総ざらえをいたさせましたら、耳なし浪人くまの檻を引き連れて、きょうから向こう三日間、四谷の毘沙門さまの境内で、縁日興行を始めているというんです