후리가나로 읽는 일본 고전
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よしわらしんわ
吉原新話
泉 鏡花
泉 鏡花의 吉原新話(よしわらしんわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,157자 · 75화면
「どこだ、どれ、」
と向返る子爵の頭へ、さそくに、ずずんと身を返したが、その割に気の軽さ。突然見越入道で、蔽われ掛って、
「ももんがあ! はッはッはッ。」
「失礼、只今は、」
と、お三輪が湯を注しに来合わせて、特に婦人客の背後へ来て、極の悪そうに手を支いた。
「才ちゃんが、わけが分らなくって不可ません、芸者衆なんか二階へ上げまして。」
と言も極って含羞んだ、紅い手絡のしおらしさ。一人の婦人が斜めに振向き、手に持ったのをそのままに、撫子に映す扇の影。
「いいえ。そして……ちとお遊びなさいませ。」
「はい、あの、後にどうぞ。」
と嬉しそうに莞爾しながら、
「あの、明る過ぎましたら電燈をお消し下さいましな、燭台をそこへ出しておきました。」
と幹事に言う。雑貨店主が、
「難有う、よくお心の着きます事で。」
「あら、可厭だ。」……と蓮葉になる。
「二ツ、」
と一人高らかに呼わった。……芸者のと、(可厭だ)が二度目、という意味だけれども、娘には気が着かぬ。
「え?」
民弥が静に振返って、
「三輪ちゃんの年紀は二十かって?」
「あら、可厭だ。」
「三つ!」
「じゃ、三十かってさ。」と雑貨店主が莞爾する。