후리가나로 읽는 일본 고전
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よしわらしんわ
吉原新話
泉 鏡花
泉 鏡花의 吉原新話(よしわらしんわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,157자 · 75화면
「ちょっと、」……と手繰って言ったと思うと、結綿がもう階下へ。
「何だい。」とお才は、いけぞんざい。階子段の欄干から俯向けに覗いたが、そこから目薬は注せなそうで、急いで降りた。
「何だねえ。」
「才ちゃんや。」
と段の下の六畳の、長火鉢の前に立ったまま、ぱっちりとした目許と、可愛らしい口許で、引着けるようにして、
「何だじゃないわ。お気を着けなさいよ。梅次姉さんの事なんか言って、兄さんが他の方に極が悪いわ。」
「ううん。」と色気の無い頷き方。
「そうだっけ。まあ、可いやね。」
「可かない事よ……私は困っちまう。」
「何だねえ、高慢な。」
「高慢じゃないわ。そして、先生と云うものよ。」
「誰をさ。」
「皆さんをさ、先生とか、あの、貴方とか、そうじゃなくって。誰方も身分のある方なのよ。」
「そうかねえ。」
「そうかじゃありませんよ。才ちゃんてば。……それをさ、民さんだの、お前はんだのって……私は聞いていてはらはらするわ、お気を注けなさいなね。」
「ああ、そうだね、」
と納得はしたものの、まだ何だか、不心服らしい顔色で、
「だって可いやね、皆さんが、お化の御連中なんだから。」
習慣で調子が高い、ごく内の話のつもりが、処々、どころでない。