일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

めいじんじごく

名人地獄

国枝 史郎

国枝 史郎의 名人地獄(めいじんじごく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 149,286자 · 301화면

아오조라 문고

そこで見る物見る物だが、その見る物見る物が、珍しいなあ無理はねえ。うん、精々いうがいい。あッあッあッていうがいい」

こんなことをいいながら、雪解けでぬかる往来を、ノッソリノッソリやって来たのは、甚三の弟の甚内と、その妹のお霜とであった。

ここは両国の盛り場で、興行物もあれば茶屋もあり、武士も通れば町人も通り、そうかと思えばおのぼりさんも通る。色と匂いと音楽と、……雑沓と歓楽との場であって、大概変梃な田舎者でも、ここではたいして目立たなかった。

急にお霜が立ち止まり、じっと一点を見詰め出したので、甚内も連れて立ち止まった。

「どうしたどうした、え、お霜、オヤ何か見ているな。ははあ芝居の看板か」

坂東米八の掛け小屋が、旗や幟で飾られて、素晴らしい景気を呼んでいたが、そこに懸けられた、絵看板に、宿場女郎らしい美女の姿が、極彩色で描かれていた。その顔の辺へお霜の眼が、しっかり食いついて離れない。

「奇態だな、見たような顔だ」

呟きながら甚内も、その絵看板へ見入ったが、思わずポンと膝を叩いた。

「ううん、こいつア油屋お北だ!」

兄甚三を殺害した、富士甚内と油屋お北、そのお北に看板の絵が、そっくりそのままだということは、それら二人を敵と狙う、甚内兄妹の身にとっては、驚くべき発見といわざるを得ない。