일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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『わがはいはねこである』じょうへん

吾輩は猫である

夏目 漱石

夏目 漱石의 吾輩は猫である(『わがはいはねこである』じょうへん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 322,123자 · 643화면

아오조라 문고

「刑事だからあんななりをするんじゃないか」

「頑固だな」

「君こそ頑固だ」

「まあ第一、刑事が人の所へ来てあんなに懐手なんかして、突立っているものかね」

「刑事だって懐手をしないとは限るまい」

「そう猛烈にやって来ては恐れ入るがね。君がお辞儀をする間あいつは始終あのままで立っていたのだぜ」

「刑事だからそのくらいの事はあるかも知れんさ」

「どうも自信家だな。いくら云っても聞かないね」

「聞かないさ。君は口先ばかりで泥棒だ泥棒だと云ってるだけで、その泥棒がはいるところを見届けた訳じゃないんだから。ただそう思って独りで強情を張ってるんだ」

迷亭もここにおいてとうてい済度すべからざる男と断念したものと見えて、例に似ず黙ってしまった。主人は久し振りで迷亭を凹ましたと思って大得意である。迷亭から見ると主人の価値は強情を張っただけ下落したつもりであるが、主人から云うと強情を張っただけ迷亭よりえらくなったのである。世の中にはこんな頓珍漢な事はままある。強情さえ張り通せば勝った気でいるうちに、当人の人物としての相場は遥かに下落してしまう。不思議な事に頑固の本人は死ぬまで自分は面目を施こしたつもりかなにかで、その時以後人が軽蔑して相手にしてくれないのだとは夢にも悟り得ない。