일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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『わがはいはねこである』じょうへん

吾輩は猫である

夏目 漱石

夏目 漱石의 吾輩は猫である(『わがはいはねこである』じょうへん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 322,123자 · 643화면

아오조라 문고

「これからいよいよヴァイオリンを弾くところだよ。こっちへ出て来て、聞きたまえ」

「まだヴァイオリンかい。困ったな」

「君は無絃の素琴を弾ずる連中だから困らない方なんだが、寒月君のは、きいきいぴいぴい近所合壁へ聞えるのだから大に困ってるところだ」

「そうかい。寒月君近所へ聞えないようにヴァイオリンを弾く方を知らんですか」

「知りませんね、あるなら伺いたいもので」

「伺わなくても露地の白牛を見ればすぐ分るはずだが」と、何だか通じない事を云う。寒月君はねぼけてあんな珍語を弄するのだろうと鑑定したから、わざと相手にならないで話頭を進めた。

「ようやくの事で一策を案出しました。あくる日は天長節だから、朝からうちにいて、つづらの蓋をとって見たり、かぶせて見たり一日そわそわして暮らしてしまいましたがいよいよ日が暮れて、つづらの底でが鳴き出した時思い切って例のヴァイオリンと弓を取り出しました」

「いよいよ出たね」と東風君が云うと「滅多に弾くとあぶないよ」と迷亭君が注意した。

「まず弓を取って、切先から鍔元までしらべて見る……」

「下手な刀屋じゃあるまいし」と迷亭君が冷評した。

「実際これが自分の魂だと思うと、侍が研ぎ澄した名刀を、長夜の灯影で鞘払をする時のような心持ちがするものですよ。