후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
わし
和紙
東野辺 薫
東野辺 薫의 和紙(わし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 35,557자 · 70화면
居間の障子際でせんに包装を教わっていたとしゑは、がくがくする膝がしらでうろうろと土間に降りた。としゑが来てから一月半も経たない三月半ばの、陽の射さない寒い空に安達太郎山が鈍く光っている午後だった。
四年ばかり前に一度、やはりひどい発作に襲われたことがあった。医者は心臓性喘息らしいと言って注射をした。ふだんそう咳き入るわけでもないのに喘息というのはおかしいと、家の者達は納得のゆかない顔をしたが、それからは別に何のこともなく、たまに少し動悸がするようだと炉端に横になるくらいのものであった。
戸板で運ばれて来た惣次郎は、もうすっかり土色になった額にあぶら汗をにじませていた。八軒町の医者を友太が連れて来た頃はとうに意識がなかった。病人の顔を見るのが無性に怖く、せんと二人でふるえていたとしゑが、奥の間に呼ばれて行くと、うつろに白い眼が彼女の方に向いていた。
何とも諦めかねる死に方だった。葬式の日まで、おときは涙も出ないほど呆けていた。
「諦めろたって無理だべが……お父さの分まで俺がやるで、お母さもそのつもりでしゃんとしてくなんしょや。お母さにまで弱られると形なしだでな」