후리가나로 읽는 일본 고전
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わせいつばきひめ
和製椿姫
大倉 燁子
大倉 燁子의 和製椿姫(わせいつばきひめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,221자 · 19화면
彼は鼻の先でふふんと笑って、
「ああいう種類の女が、最後に生命を奪われるとしたら、結核か黴毒かに定っているじゃありませんか。自業自得ですよ。散々男を悩ませた報いが来たんです」
私はこの冷めたい言葉に腹が立った。そうと分っているなら、何故もっと早く手をつくしてやらなかったのか、生命を奪われるところまで追いつめて、それをじッと瞠めていたとしたら、彼は絶対に彼女を愛していたのではない。むしろ何か心にたくらむところがあって、彼女へ復讐したのではないかとさえ疑えるのだった。
「それで、ですな」と彼は言葉をついで、「世間体もある事ですから、医者に頼んで神経衰弱という事にしてあるんですよ。まさか、神経麻痺だの、痴呆症だのって発表出来ませんからな。気狂いなら失踪しても云いわけはたちますが、しかし、世間の話題になるのは困りますからね。どうしても、一度は連れ戻して、ここから葬式を出さないと困ります。それに美耶子は御承知の通り、大変虚栄心の強い、大の見栄坊ですからね、東山夫人として死にたいのに定っています。また、そうしてやるのが僕の慈悲ですよ。浚った奴にしても、さて自分のところへ連れて来てみれば愛想がつきるでしょう、あの我儘ではね、直ぐに棄てられてしまいますよ」