후리가나로 읽는 일본 고전
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てつがくのげんだいてきいぎ
哲学の現代的意義
戸坂 潤
戸坂 潤의 哲学の現代的意義(てつがくのげんだいてきいぎ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,718자 · 45화면
近代に於ける常識の収集批判家はカントであった。だがそれを最も自覚的に行なったと思われるものはヘーゲルであろう。彼のカテゴリーの一つ一つが、ドイツ人の常識用語の最も優れた洗練であった。之は単に啓蒙哲学の組織者であったC・ヴォルフ達一派の哲学術語の整頓の事業とは比較にならぬ社会的リアリティーを含んでいる。日常語に如何に含蓄ある而も厳正な用法を与えるかというのが、ヘーゲルのカテゴリー論を一貫した文化的目標の一つであったように見える。
勿論問題は用語やカテゴリーだけのことではない。そういう用語・範疇・を使う処の民衆乃至国民の日常常識にあるのである。哲学はそういう日常的思考をその思索省察の歴史的な出発とし入口とする。こうして初めてこの思想の科学は常識の諸断片を整理し淘汰し掘り下げ、そして之をつき抜ける。之が常識の批判ということだが、それは社会に向かって、より正確なより高度の常識を造り与えるという思想の科学の大きな役割を果すことに他ならぬ。――尤もここで常識というのは併し、これだけは心得おくべし、と云ったような便宜的な知識のセットのことではない。社会的人間が生活に於て活用しつつある政治的社会的文化的な心理の動き方を指すのである。