후리가나로 읽는 일본 고전
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うたのたてやましんじゅういっきょく
唄立山心中一曲
泉 鏡花
泉 鏡花의 唄立山心中一曲(うたのたてやましんじゅういっきょく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,835자 · 61화면
見る見るうちに雪が掛るんでございましてね。左右の山は、紅くなったり、黄色かったり、酔ったり、醒めたりして、移って来るそのむら雲を待っている。
といった次第で、雪の神様が、黒雲の中を、大な袖を開いて、虚空を飛行なさる姿が、遠くのその日向の路に、螽斯ほどの小さな旅のものに、ありありと拝まれます。
だから、日向で汗ばむくらいだと言った処で、雑樹一株隔てた中には、草の枯れたのに、日が映すかと見れば、何、瑠璃色に小さく凝った竜胆が、日中も冷い白い霜を噛んでいます。
が、陽の赤い、その時梟ヶ嶽は、猫が日向ぼっこをしたような形で、例の、草鞋も脚絆も擽ってえ。……満山のもみじの中に、もくりと一つ、道も白く乾いて、枯草がぽかぽかする。……芳しい落葉の香のする日の影を、まともに吸って、くしゃみが出そうなのを獅噛面で、
(鋳掛……錠前の直し。)
すくッと立った電信柱に添って、片枝折れた松が一株、崖へのしかかって立っています、天幕張だろうが、掘立小屋だろうが、人さえ住んでいれば家業冥利……
(鋳掛……錠前直し。)……
と、天幕とその松のあります、ちょっと小高くなった築山てった下を……温泉場の屋根を黒く小さく下に見て、通りがかりに、じろり……」