후리가나로 읽는 일본 고전
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うたのたてやましんじゅういっきょく
唄立山心中一曲
泉 鏡花
泉 鏡花의 唄立山心中一曲(うたのたてやましんじゅういっきょく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,835자 · 61화면
(時夫の来るまで……)
そう言って、石段へずッと行く。
私は下口まで追掛けたが、どうして可いか、途方にくれてくるくる廻った。
お道さんが、さんばら髪に肩を振って、身悶えすると、消えかかった松明が赫と燃えて、あれあれ、女の身の丈に、めらめらと空へ立った。
先生の身体が、影のように帰って来て、いましめを解くと一所に、五体も溶けたようなお道さんを、確と腕に抱きました。
いや何とも……酔った勢いで話しましたが、その人たちの事を思うと、何とも言いようがねえ。
実は、私と云うものは……若奥様には内証だが、その高崎の旦那に、頼まれまして、技師の方が可い、とさえと一言云えば、すぐに合鍵を拵えるように、道中お抱えだったので。……何、鍵までもありゃしません。――天幕でお道さんが相談をしました時、寸法を見るふりをして、錠は、はずしておいたんでございますのに――
皆、何とも言いようがねえ、見てござった地蔵様にも手のつけようがなかったに違えねえ。若旦那のお心持も察して上げておくんなせえ。
あくる日岨道を伝いますと、山から取った水樋が、空を走って、水車に颯と掛ります、真紅な木の葉が宙を飛んで流れましたっけ、誰の血なんでございましょう。