일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぜんぞうをおもう

善蔵を思う

太宰 治

太宰 治의 善蔵を思う(ぜんぞうをおもう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,041자 · 29화면

아오조라 문고

私の場合は、まさしく、馬子の衣裳というものである。物笑いのたねである。それ等のことに気がついた時には、私は恥ずかしさのあまりに、きりきり舞いをしたのである。しまった! と思った。やっぱり、欠席、とすべきであったのである。いやいや、出席でも欠席でも、とにかく返事を出すということが、すでに卑劣のすけべいである。招待を受けても、聞えぬふりして返事も出さず、ひそかに赤面し、小さくなって震えているのが、いまの私の状態に、正しく相応している作法であった。

自身の弱さが――うかうか出席と返事してしまった自身のだらし無さが、つくづく私に怨めしかった。悔いて及ばぬ事である。すべては、私の愚かさ故である。いっそ、こうなれば、度胸を据えて、堂々、袴はいて出席し、人が笑ってもなんでも、てんとして名士の振りを装い、大演説でも、ぶってやろうかと、やけくそに似た荒んだ根性も頭をもたげ、世の中は、力だ、飽くまでも勁く押して行けば、やがてその人を笑わなくなり、ああ、浅墓だ、恥を知れ! 掌を返すが如くその人を賞讃し、畏敬の身振りもいやらしく、ひそかに媚びてみつぎものを送ったり何かするのだ。