일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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よんじゅうはちにんめ

四十八人目

森田 草平

森田 草平의 四十八人目(よんじゅうはちにんめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 56,183자 · 112화면

아오조라 문고

もっとも、そうした運動の奏効おぼつかないことは、彼といえどもよく承知していた。が、全然徒労に終るものとも思っていなかった。再興の望みが絶対になかったように思うのは、事後においてそれを見るからで、当時にあっては、四囲の情勢から見て、かならずしもその望みがなかったとは言われない。幕府がいったん取潰した家を再興した先例はいくらもある。ましてや、相手の吉良家に何のお咎めがなかった点から見ても、その渦中にあった浅野家の浪人どもには、今にも再興の恩命が下るように思われたかもしれない。

とにかく、内蔵助からしてそういう気持であったために、正月の山科会議では、持重派が勝ちを制して、今年三月亡君の一周忌を待って事を挙げようというかねての誓約も当分見合せとなった。そして、二月の初めには、一党の軍師といわれる吉田忠左衛門が、内蔵助の命を含んで、関東の急進派鎮撫のために江戸へ下ることになった。彼が浪士どもに分配するために、軍用金の中から若干の金を携えて行ったことはいうまでもない。

江戸の急進派の中でも一番あせっていた堀部安兵衛は、それからも絶えず書を寄せて一挙の即行を迫っていたが、とかくに煮えきらぬ内蔵助の態度をもどかしがって、六月の末には単身東海道を押上ってきた。