후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
よねんかん
四年間
山本 周五郎
山本 周五郎의 四年間(よねんかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,135자 · 36화면
死の恐怖はそのまま生存への烈しい欲求である、橋本省吾の死はいっときだけ恐怖心をしずめてくれたが、間もなく倍のちからで盛り返してきた、「生きたい」という執着、「愛したい」という欲望が片ときもやすまず彼を支配し続けた。
午後にはげしい雷雨があってから、秋のようにさわやかな風のわたる宵のことだった。信三は夕食のあとで珍しく海辺へ散歩に出てみた、十七日ほどの月が、ちょうど中天にあって、渚のぬれた砂地にまばゆいほどの光を映していた。……しかし彼はすぐに散歩をやめなければならなかった、砂浜のそこここに、より添って坐ったり、腕を組んで歩いたりする若い男女が多く、あまえたささやきごえや、唆られるような含み笑いが耳につき、それが自分のみじめさをいっそう際だたせるように思えた。――彼らもいつかは死ぬだろう、しかし今は生きている、命に満ち充ちて愛する者とあんなに強く結びついて、そう考えると到底ながくは居たたまれず、追いたてられるような気持で家へ帰った。書斎にはいった彼は、その他にすることがないかのように、机のひきだしから日記帖をとりだそうとした、しかしひきだしの中にはなかった。