후리가나로 읽는 일본 고전
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よつや、あかさか
四谷、赤坂
宮島 資夫
宮島 資夫의 四谷、赤坂(よつや、あかさか)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,947자 · 18화면
後で聞くと、揃いの着物はみんな木綿だったそうだが、木版の三枚続きでは中々奇麗だった。それは無論、永田という人間の商略から出た事であろうが、今日それ位の事をした所で、誰も顧みる人はないであろうのに、絵双紙屋も平気でそれを並べれば、人々も、
『ああ永田の開店祝いだ』などと面白がって眺めたのだ。永田は山がうまく当らず、間もなく没落してしまった。頓狂な男だったという感じがする。武源楼も同じく潰れて、四谷倶楽部となってしまった。
再び堀端まで返って来た。肉屋の三河屋は今日では、四谷というより東京での存在になってしまった。先代は大日様を信仰して、あれ程立派な店になった、という大日様が、私の子供の時分私の家のそばにあった。三河屋のそばに大泉という貸席があって、そこの二階で、千島群島でつかまえた、おっとせいだという広告で、四角な水槽の中で泳いでいた、獺を見せられたり、初めて来た活動写真で、汽車から降りた人の煙草の煙が本物同様にたなびくのを、珍しがって見たものだが、何れ二度と再び帰って来ない、馬鹿気た昔の話である。
私は先日そんな事を考えながら仲町から以前の学習院うらの山岡の原の方へ歩いて行った。