일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かいそうろく

回想録

高村 光太郎

高村 光太郎의 回想録(かいそうろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 35,774자 · 71화면

아오조라 문고

」といって、変だと言っていた。そして細工物が好きで、画を描いたり、そんな方へばかり行って了うので、父が気がつき、西町に居た時に十歳前後で画を習わせ初めた。師匠は狩野寿信という人であったが、狩野派のやり方のよいことは、稽古の時に決して悪い材料を使わせないということである。悪いものを使って描いていると上達しないことは事実だ。稽古だからと言って決して悪い材料を使わせないことは、確に立派な方法である。父はその為、貧乏な中に姉に与える材料を買うのに苦労した。姉は絵を習い出すと、めきめきうまくなって、師匠の言うことは眷々服膺して、熱心に通った。実に師匠思いで、先生から貰ったものは紙一枚でも大切に蔵って記念にしていた。絵は今遺っているものなど見ても子供とは思えぬような、なかなか確りしたものを描いていて、その頃の展覧会などに出して賞を貰ったりしている。冬の日、紫のお高祖頭巾を被って、畳紙や筆の簾巻にしたのを持って通ってゆく姿が今でも眼に残っている。観音経を覚えて、上野の暗いところを通る時にはそれを誦しながら歩くと恐くないと語っていた。非常に親思いでもあって、その頃父は丁度四十二の厄年に当って、学校で梯子から落ちて肋骨を折って怪我をしたり、シカゴ博覧会に出す猿を彫っていてうまく行かなかったりするのも厄が祟っていると思い、