후리가나로 읽는 일본 고전
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かいそうろく
回想録
高村 光太郎
高村 光太郎의 回想録(かいそうろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 35,774자 · 71화면
金華山にゆくことになったのも、神仏混淆の時分だから、多分祖母の縁故からだと思う。ところがそれで頭を結いに行ったら、床屋の親爺が「そんな所へ行くのは惜しい。丁度丁稚を頼まれているから」というので、際どいところで仏師屋の高村東雲のところへ行くようになったのである。十二の年から十何年か勤め、その後で御礼奉公を二三年やって廿幾つかで年が明け、それから独立したわけだ。それは当時の為来りとして決っていたことだ。丁度それが明治の初めに当って徴兵制の敷かれた頃で、跡取りの長男は兵隊にいかないでもよい制度だったから、その当時の風習に倣って戸籍上名儀だけだったが、師匠の妹の高村エツという人の養嗣子となり、以後高村幸吉となった。そして父は漸く西町三番地に一家を持ち、祖父も前述のように隠居をして清島町を引上げて父と一緒になった。
西町の家も文字通りの九尺二間の長屋であった。家の前を上野広小路の方から流れて来る細い溝が鉤の手になって三味線堀に流れていた。少し行ったところが佐竹原という原っぱになっていて、長屋の裏手は紺屋の干場になっていた。その佐竹原に、祖父の元の仲間が儲仕事に奈良の大仏の模品を拵えて、それを見世物にしたことがある。