후리가나로 읽는 일본 고전
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とち
土地
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 土地(とち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,719자 · 22화면
荒地は野田の旦那の所有だった。
一昨年の暮、長く腹膜を病んでたおてつが死んでからは、平助の一家は益々困窮のうちに陥った。二十歳になる二女のおかねと、十八歳になる一人息子の音吉とがいたけれど、おてつが炭坑から連れ戻ってきた孫のおみつが手足まといになるし、おてつの長い病気のために借金は嵩んでいるしするので、平助は先の見込を一寸取失って、陰鬱な気持に沈み込み、大きくつき出たおてつの腹と、水気のために美しく脹らんだその足とを、いつまでも頭の中に思い浮べていた。
「おらが死んだら野田の旦那様にお縋り申すがええ。」
嫁入りして炭坑に行く前、野田の家に女中をしていたおてつは、死ぬ間際にそう云った。その言葉が平助にとっては唯一の力だった。
そして実際、野田の旦那はいろいろ平助一家の面倒をみてやった。昨年の春頃から、荒地の開墾を平助の手にゆだねた。平助は蘇ったように元気を取直した。度重った借金はそのまま据え置いて、荒地を一段歩開墾する毎に、三十円の金を手にすることが出来るのだった。
それからもう一年と何ヶ月かになる。
「おらが眼をつぶるまで、この仕事はおいらのものだ。