후리가나로 읽는 일본 고전
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ちじょう
地上
島田 清次郎
島田 清次郎의 地上(ちじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 175,250자 · 350화면
「Mさん、貴方の方の級で卒業後の志望はどんなものです」
さっきから校長の傍の椅子に腰かけて新刊の雑誌を読んでいた教頭が、あーあと腕を伸ばすと同時に英語の教師に話しかけた。彼のこの問は英語教師の今迄の意見をあと方もなく忘却せしめた。彼の頭脳は一斉に自分の受持である五年の乙組の四十人近い生徒を映像した。
「何です、昨年に比して非常に実業志望と工科志望が増えましたです。そうです、もう商工業方面志望で七割をとっている状態です」
「はあ、そうですかなあ」
教頭は大きな欠伸をした。そこへ国語の教師のKがはいって来た。彼は四十を二つ三つ越した年配であった。彼はこの土地の生まれであった。青年時代を彼は京都の同志社ですごした。彼の若い望みは一廉の小説家になりたかった。しかし、彼は彼の青春が去ろうとするとき自分の才能が自分で認め信じた程に恵まれていないことを発見しなければならなかった。彼はその頃の日本の文学青年の間に渇仰されていたR・Kの創作『五重塔』を読んだときにはどれ程苦しい涙を味わったことだろう。彼のやりどころのない苦悩は彼を遊蕩へ追いやった。遊蕩は彼の資産を奪ってしまった。