후리가나로 읽는 일본 고전
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ちきゅうのまるいはなし
地球の円い話
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 地球の円い話(ちきゅうのまるいはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,715자 · 12화면
従って地球表面の普通の山や海の凹凸を忠実に描いて見ても、大体この線の幅の十分の一程度の凹凸になってしまうので、それではいくら鉛筆の頭を尖らしても、到底描けるものではない。
次に地球が楕円形になっている程度であるが、それも案外少いので、赤道面内の半径よりも、南北の半径が約二十二粁短いだけである。即ち楕円体といっても、前の図の線の幅の半分程度長短があるに過ぎないので、ちゃんとした楕円体に描いて見ても、結局このコンパスで描いた円と同じ形になってしまうはずである。
こう考えて見れば、地球の形を図に描いて見るとなると、結局コンパスで円い円を描くより仕方がない。即ち小学生の答が一番本当に近いということになってしまうわけである。少し胡魔化したように見えるが、この話の秘訣は、鉛筆で描いた線には幅があるという点に帰するのである。
実際に描く線には必ず幅があることくらいは、誰も知らない人はない。しかしこの一番簡単なことをつい忘れている人が案外多いように思われる。前の図の線の幅が四十四粁に相当するとなると、現在の気象学がやっとこの頃手を染めかけた成層圏というのが、僅か十粁を越えたところを問題にしているに過ぎないし、地殻の中のことは勿論そんな深いところは分らないから、結局現在のわれわれの知識は、確かなところはこの線の幅の半分位