후리가나로 읽는 일본 고전
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ちきゅうとうなん
地球盗難
海野 十三
海野 十三의 地球盗難(ちきゅうとうなん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 84,072자 · 168화면
もちろん、もう一人のドクトルの姿はそこに発見されなかった。彼は本館を出て、門番の小屋にやって来た。
そこには岩蔵が、河村の死骸を護って、その前に、どこから見付けて来たのか、線香を立てて供養をしていた。
(この男の変装したのでもない)
大隅は、今誰か、この小屋の近くにやって来た者はいないかと訊いた。岩蔵は、誰も来なかったと答えた。それは嘘ではないと分った。門には例の厳重な錠前が下りていて、その鍵は、岩蔵がしっかり保管していたから。
ドクトルが二人いるらしいことについては、大隅は自分だけの胸に畳んで置くことにした。とにかく岩蔵とドクトルと自分との外にもう一人の人間が彷徨していることは確かである。
大隅学士は、また本館に取って返した。
ドクトルは、応接室の中に、衣服を整えて静かに煙草を喫っていた。それを見ると、どうもこれが本当のドクトルらしく思えるのであった。
「ドクトルは、辻川博士とどういう風のお知り合いですか」
「ああそれは、二人は同じ研究をやっているからです。私はドイツで、辻川博士は日本で、世界中外には誰もやっていない研究をやっているのです」
「世界中で二人きりの研究というと、それはどんなことですか」