일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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『ちきゅうとうなん』のさくしゃのことば

『地球盗難』の作者の言葉

海野 十三

海野 十三의 『地球盗難』の作者の言葉(『ちきゅうとうなん』のさくしゃのことば)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,196자 · 11화면

아오조라 문고

しかも国際関係はいよいよ尖鋭化し、その国の科学発達の程度如何によってその国の安全如何が直接露骨に判断されるという驚くべくまた恐るべき科学力時代を迎えるに至った。科学に縋らなければ、人類は一日たりとも安全を保証し得ない時代となった。従前の世界では、金力が物を云った。今日は、金力よりも科学力である。いくら金があったとしても、科学力に於て優越していないときは勝者たることは難い。世界列国はいまや国防科学の競争に必死であり、しかもその内容は絶対秘密に保たれてある。いよいよ戦争の蓋をあけてみると、いかに意外な新科学兵器が飛び出してくるか、実に恐ろしいことである。開戦と同時に、戦争当時国は手の裡にある新兵器をチラリと見せ合っただけで、瞬時に勝負の帰趨が明かとなり即時休戦状態となるのかもしれない。勝つのは誰しも愉快である。しかし若し負けだったら、そのときはどうなる。世界列国、いや全人類は目下科学の恩恵に浴しつつも同時にまた科学恐怖の夢に脅かされているのだ。

このように、恩恵と迫害との二つの面を持つのが当今の科学だ。神と悪魔との反対面を兼ね備えて持つ科学に、われ等は取り憑かれているのだ。