후리가나로 읽는 일본 고전
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こうふ
坑夫
夏目 漱石의 坑夫(こうふ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,690자 · 283화면
そうして襷掛であった。何でも台所か――台所がなければ、――奥の方で、用事の真っ最中に、案内のため呼び出されたから、こう急がしそうに尻を振るんだろう。それとも山育だからかしら。いや、飯場だから優長にしちゃいられないせいだろう。して見ると、今日から飯場の飯を食い出す以上は自分だって安閑としちゃいられない。万事この婆さんの型で行かなくっちゃなるまい。――なるまい。――と力を入れて、うんと思ったら、さすがに草臥れた手足が急になるまいで充満して、頭と胸の組織がちょっと変ったような気分になった。その勢いで広い階子段を、案内に応じて、すとんすとんと景気よく登って行った。が自分の頭が階子段から、ぬっと一尺ばかり出るや否や、この決心が、ぐうと退避いだ。
胸から上を階子段の上へ出して、二階を見渡すと驚いた。畳数は何十枚だか知らないが遥の突き当りまで敷き詰めてあって、その間には一重の仕切りさえ見えない。ちょうど柔道の道場か、浪花節の席亭のような恰好で、しかも広さは倍も三倍もある。だから、ただ駄々ッ広い感じばかりで、畳の上でもまるで野原へ出たとしきゃあ思えない。それだけでも驚く価値は十分あるが、その広い原の中に大きな囲炉裏が二つ切ってある、そこへ人間が約十四五人ずつかたまっている。