후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
こうふ
坑夫
夏目 漱石의 坑夫(こうふ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,690자 · 283화면
この間獰猛な眼は、始終自分に喰っついている。遠慮も何もありゃしない。そうして誰も口を利くものがない。取附端を見出すまでは、団体の中へ交り込む訳にも行かず、ぽつねんと独りぼッちで離れているのは、獰猛の目標となるばかりだし、大いに困った。婆さんは、自分を紹介する段じゃない、器械的に「ここへ坐れ」と云ったなり、ちょっ切り結びの尻を振り立てて階子段を降りて行ってしまった。広い寄席の真中にたった一人取り残されて、楽屋の出方一同から、冷かされてるようなものだ、手持無沙汰は無論である。ことさら今の自分に取っては心細い。のみならず袷一枚ではなはだ寒い。寒いのは、この五月の空に、かんかん炭を焼いて獰猛共が囲炉裏へあたってるんでも分る。自分は仕方がないからてれ隠しに襯衣の釦をはずして腋の下へ手を入れたり、膝を立てて、足の親指を抓って見たり、あるいは腿の所を両手で揉んで見たり、いろいろやっていた。こう云う時に、落ついた顔をして――顔ばかりじゃいけない、心から落ちついて、平気で坐ってる修業をして置かないと、大きな損だ。しかし、十九や、そこいらではとうてい覚束ない芸だから、自分はやむを得ず。