일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

よるのちょう

夜の蝶

山本 周五郎

山本 周五郎의 夜の蝶(よるのちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,345자 · 21화면

아오조라 문고

「がきを外へ伴れてゆけ」と老人がまたどなった。「うるさくってしようがねえ、うるせえぞ」

「ほらみなさい坊や、よそのおじさんに怒られるじゃないの」女はおろおろと云った。「どうしてそんなに泣くの、泣かないでって云ったら、ねえ、どうしたの」女は腕の中を覗きこんだ。「どうしたのよ坊や。おっぱいが欲しいの。おなかがすいたのね。そうなの、おなかがすいてたのね。おうよしよし、可哀そうに、そうだったの」

「うるせえぞ」と老人がどなった。「どっかへ伴れてけ、そのがき、泣かせるな」

六兵衛が笑いだし、竹造と勇吉も笑った。

女は腰掛に掛け、衿をぐっとひろげて、左の乳房を出した。三人は笑いやめて、さりげなく眩しそうにそれを眺めた。仄かな行燈の光りの中で、彼女の胸のなめらかな白さと、乳暈の鴇色をした豊かな張りきった乳房とが、どきっとするほど嬌めかしく色めいてみえた。

「さあ、おっぱいよ。坊や、噛まないでね」女は右の手で重そうに乳房を支え、飲みよくしてやるように胸を反らせた。「あらあら、そんなに飲みたかったの、悪い母ちゃんね。いいから好きなだけおあがり。よしよし、よしよし」

旅装の客は、それを眼の隅で見ていた。