후리가나로 읽는 일본 고전
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たいくうまかん
大空魔艦
海野 十三
海野 十三의 大空魔艦(たいくうまかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 31,098자 · 63화면
このまま下すのだろうか。どこへ下して、なにをさせようというのか。
このとき丁坊は、すこしずつ近づく下界を見た。いま空魔艦は、だんだん高度を下げながら一つところをぐるぐる廻って飛んでいるようだ。
「おお、あれは何だ」
そのとき丁坊の眼に入ったものはなんであったか?
「船だ、船だ!」
それは船であった。氷原の真只中に、氷にとざされて傾いている巨船であった。
ああ北極の難破船! あれが着陸地らしい。
なぜ丁坊は、そんなところへ、ただ一人で下ろされるのか!
いよいよ奇怪な空魔艦の行動であった。
吊り綱
空魔艦の上から、一本の綱でもって宙につりさげられた丁坊は、気が気ではない。
丁坊の身体こそは温い毛皮で手も足も出ないように包まれているけれど、顔はむきだしになっていて、氷のような風がびゅうびゅうと頬ぺたをうつ。顔一面がこわばってしまって、すっかり感じがなくなり、まるで他人の顔のような気がするのであった。
下はまっしろに凍りついた氷原である。
ものの形らしいのは、氷上の難破船一つであった。
「あれはどこの国の船だろうかなあ」
もちろん檣には、どこの国の船だかを語る旗もあがっていず、太い帆げたも、たるんだ帆綱もまるで綿でつつんだように氷柱がついている。