후리가나로 읽는 일본 고전
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たいくうまかん
大空魔艦
海野 十三
海野 十三의 大空魔艦(たいくうまかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 31,098자 · 63화면
大佐は一つの椅子をさした。
丁坊はその上に、ちょこなんと載せられて、どんな問答が始まるのであろうか。気の毒にもこの難破船はもうストーブにくべる石炭や薪もなくなったと見えて、室内に氷が張っていたり天井から氷柱が下っていたりする。すこぶる困っている様子であった。
「私はこの探険船の団長大月大佐だ。お前は何者か。そしてなぜ落下傘で氷上におりてきたか。さあ、包まず話せ」
そういわれて丁坊は、のぞむところと、いままでのいきさつをなにからなにまで話をした。
丁坊の話を感にたえないような顔で聞いていた大佐はそこで腕組をして、
「わけが分らずに、氷原へお前は下ろされたというのだね。そしてあとから拾いにゆくといったのだな。はて空魔艦からの変な贈物だわい。一体どういうわけだろうか」
といっているところへ、一人の船員が階段を転がるように入ってきた。
「おお、大佐、たいへんです。船腹がさけました。船はめりめり壊れています。もう間もなく――そうです、十分とたたないうちに、この船は氷の下に沈んでしまいますぜ」
「ええ、船が――船がとうとう氷に壊されたか。今までそんなけはいも見えなかったのに、どうしたんだろう。