후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 159,272자 · 313화면
それを、また道庵は、いつもの短気にも似合わず、長いことかかって、懇々と説諭して、再び米友をして荷を取って肩にかけ、槍をついて出で立たしむる。
追分から小諸までは三里半。
まだ少々早いが、小諸の城下で泊るつもりで町へ入り込むと、早くも二人の姿を見つけた問屋場で、
「あれだぜ、あれが一昨日の日、軽井沢で裸松をやっつけた大将だ!」
という評判で、小諸の町へ姿を見せるが早いか、忽ちに二人が、城下全体の人気者となってしまいました。
一昨日の出来事、米友の武勇が、僅か六里を隔てた街道筋の要所に宣伝されているのは、早過ぎる時間ではない。裸松そのものがあぶれ者で持余されていただけに、それを倒した勇者の評判が高い。で、例によって輪に輪をかけられて、街道の次から次へと二人の行く先が指さしの的となる。
その評判がなくてさえ、ひょろ高い道庵と、ちんちくりんの米友が、相伴うて歩く形はかなり道中の人目を引くのだから、まして、その人気が加わってみると、誰でもただは置こうはずがない。その勇者来るの評判を、讃嘆しようとして出て来たものが失笑する。
本来、正直な米友は、小さくなって道庵のあとにくっついて行くが、道庵は大気取りで、突袖に反身の体。