후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 159,272자 · 313화면
医者の不養生をたしなめるのは、たしなめる者の愚である。
そこで米友はそのところを去って、再び川中島の川原を彷徨う。
時は深夜、月は冲天にある。興に乗じて米友は、手にせる杖槍を取って高く空中に投げ上げ、それを腕で受留める。
広東の勇士が方天戟を操る如く、南洋の土人がブーメラングを弄する如く、米友は杖槍を投げては受留め、受留めては投げながら、川中島の川原の中でひとり戯れている。戯れながら川原の中を進み行くと、やがてまた茫々として、前後を忘れる。
「抑々当流ノ元祖戸田清玄ハ宿願コレ有ルニヨツテ、加賀国白山権現ニ一七日ノ間、毎夜参籠致ス所、何処トモナク一人ノ老人来リ御伝授有ルハ夫レコノ流ナリ」
米友は高らかに戸田流の目録を、そら読みに読み上げました。
米友のは、戸田流と限ったわけではない。強いて流儀をいえば淡路流ともいうべきもの。本来は野性自然の天分に、木下流の修正を加えて、それからあとは不羈自由であります。自由なるが故に、あらゆる格法を無視することもできる代りに、あらゆる格法を取って以てわが用に供することもできるのであります。ちょっと道場覗きをしてからが、いい形と、いい呼吸を見て取って自得する。