일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 159,272자 · 313화면

아오조라 문고

ないことをやり出しても、それが時間を経ると、相当の意義を齎して来ることもあるのだから、どうも仕方がない、御意のままに任せるよりほかは――

そこで、武者修行を主張する道庵にも相当の自信があるので、吾々がそう危ながるほどの危険はないのかも知れない。また万一の危険の際には、及ばずながら自分が飛び出そうとの決心もあるから、賛成はしないが、強いて反対するのでもありません。

米友を口説き落したつもりの道庵は、いよいよ有頂天で、多年の慈姑頭をほごして、それを仔細らしく左右に押分け、鏡に向ってしきりに撫でつけているところは、正気の沙汰とも見えません。被布なんぞはニヤけていけねえ、脇差もこんな短けえんではいけねえ――道庵は衣裳、持物の吟味までも始めたが、肝腎の道場訪問の儀式作法に至っては、研究する模様もなし、米友に訊ねようとの気色も見えない。

総髪を左右に押分けた急拵えの張孔堂正雪。

悪い洒落だ……と米友も呆れましたが、これというのも、あの祭文語りを聞いて昂奮したせいだろう。祭文が無暗に武勇伝を語って聞かせるのも考えものだと、米友が思いました。

道庵が、どうしてこうも武者修行をやってみたいのだか――その最初の動機は、いま米友が心配しているところの如く、祭文語りから来たのも因縁でありますが、これには奇にして正なる一場の物語