후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 159,272자 · 313화면
それを女は恥かしいとも思わず、
「けれど、それはみんな、あたしの方から惚れたのじゃなくってよ、早くいえば、あたしがだまされたんですね、それから自棄になって、とうとう七人の男にみんなだまされて、玩弄になってしまいました」
「ああ……」
外から押えても、中なるねじの利いていないものにはその効がない。駒井はこの場の始末にホトホト困っているのを、女は少しも頓着なしに、
「その七人の名を、みんなあなたに打明けたら、あなたも吃驚なさるでしょう、その人たちの恥にもなりますから、あたしは言いません……それも本来は、わたしが悪いんでしょう、茂太郎を可愛がり過ぎたから、茂太郎がいやがって逃げてしまい、その時からわたしは自葉になりましたの。あなた、突き落しちゃいやよ」
女は敷居に武者振りついて、あられもない高島田の美人は、どうしてもここから乱入するつもりらしい。
折よくそこへ金椎がお茶を運んで来たものですから、駒井は金椎にいいつけて、狂女を表の方へ廻らせました。しかし、正式に案内されてこの室へ通された狂女は、今まで言ったことも、したことも、すっかり忘れたようにケロリとして、まず室内のベッドを見つけ出して、