후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,962자 · 145화면
歓迎、招待、日もこれ足らざる名古屋城下にあっては、一切、この仮髪で押し通して、誰にも怪しまれることがなく、それに夜分、宿へ帰って寝る時だけが、少々黒ずんだ顱頂部を現わすだけのことです。この分では、道中、相当にかくし了せて、京都へ着く時分には、地髪で通れるようになるだろう。
かくて道庵は、八枚肩の駕籠に乗って、蒲焼町を指して乗込みました。
今日の会合は、名古屋城下の医者たちを主とし、医学生その他有志の者が、道庵先生のまじめな講演を聞きたいという希望から起ったことで、当日は参考品として、浅井氏が集めた東西の博物館を開くはずですから、それを見物せんがために集まる者も多くありました。
それが自然、こんど江戸から来たエライ先生、珍しい先生の講演をも聞いて行こうという気になったものですから、さしもに広い講堂は、立錐の余地もないほどの聴衆で埋まるという盛況です。
この景気を見ると、道庵がまた、すっかり上ってしまいました。自分の説を聴かんがために、これだけの聴衆が集まるということは、自分ながら予想外の人気だと、喜んでしまって、辞することなく演壇に上りました。
道庵は今まで、かく多数の人の前で、改まって講演ということをした経験はないが、演説は随分やったことがあるのです。