후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 86,467자 · 168화면
と、意地も我慢も打捨てて、S・O・Sを揚げている時に、熊なんぞを相手にしていらるべきはずではないのですが、いま言う通り、この場合はまさに、前門熊をふせいで、後門先生を救わねばならない苦境にいる。
ようやくのことで小猛獣を取って抑えて、檻車の中へブチ込んで、さて当の主師の方を見やれば、雲助霞助の砂煙を巻いて行く後ろ影は早や小さい。
「ちぇッ」
米友は舌打ちをして地団駄を踏みました。無論、杖槍はもう小腋にかい込んでいるのですが、この遥か隔たった雲助霞助を見ると、幾度も地団駄を踏み、歯噛みをしないわけにはゆきません。
猛烈にはせ出したことははせ出したけれども、さて、自分の足では、これをどうすることもできないという自覚が、米友の心を暗く、胸をむしゃくしゃさせました。
というのは、腕に於ては相当に覚えがあり、胸に於ては焦り切っているが、足に自信が無いのです。本来、自分の足は生れもつかぬ片輪になっている。片輪にされたところで、まかり間違えば両足そろった奴にも後れはとらないつもりだが、先方は走るのが商売の雲助ではあり、そうでなくても彼と我との距離があり過ぎる、ハンディキャップがあり過ぎる。