일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 254,021자 · 495화면

아오조라 문고

というのは、お蘭どのの当座のお手許金の三百両は、飛騨の高山に於て、がんりきの百が取り上げて、宮川べりの和泉屋の福松という芸妓のところへ預けたには相違ないが、当の女が行方不明になってしまった、夜逃げをした、駈落をしてしまったというのでは喧嘩にもならない。その逃げた先、落ちたあとをたどれば、たどれない限りはないが、三日の期限では、いくらがんりきの怪足力をもってしても不可能である。そういうわけだから、ひとまず手を空しうして帰って来たが、こうなるとがんりきも意地だから、また出直して白山街道から、北国筋、あの女の落ち行く先々を飛び廻って、きっと取戻してお目にかけるというのだが、もうお蘭どのが信用しない。

「だから、男の口前になんぞ乗るもんじゃない、だろうと思っていましたから、あんまり乗りもしなかったけれど、でも、気を使っただけばからしい」

お蘭どのの御機嫌が斜めなので、がんりきは、御機嫌を見はからって二段構えを持出しました。そろそろと片手を、持って来た包へあてがって引寄せながら、

「それは、そういうわけだから、喧嘩にもならねえ、いかにもその点は、百蔵、お前さんの前へ頭があがらねえのだが、転んでも只起きるがんりきだと思うとがんりきが違いまさあ」