후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 254,021자 · 495화면
にくわえて、夜更け人定まって後、大和大路へ走り出で、南を指して行くところ、頭からは五つの火が燃え上り――というのだから、物凄い形相であって、であうほどのものが倒れ死んだというのも無理はない。
それ以後、藁の人形を加えたのは、いつの時代に起ったか知らないが、この丑の刻まいりの行者は、女に限ったものである。嫉妬が女の専売物である限り、藁の人形と、五寸釘と、丑の刻まいりを、男はやらないことになっている。
ここでも、最初からの女人が、藁人形を型の如く釘づけにして、そうして意気揚々として松の木の頂から降りてまいりました。ただ、藁の人形をこうしてリンチに行って来たことだけに於て、もうこの女は相当に、復讐と勝利の快感に酔っているらしい。
頭の鉄輪にのせた蝋燭を消すことはまだ忘れている。そのままで木の幹の下に彳んで木の上を見上げたが、その女は色の白いいい女でした。その女が嫉妬と報復と、虐殺と勝利とに酔うた面を、蝋燭の火にかがやかして、深夜の樹上を見上げるのだから、相当凄いものになっていなければならぬ。さてまた、それに程近いところに捨てられた幼な児は、この時、また何に興を催してか、急に機嫌が直ってゲラゲラ笑い出しました。