후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 254,021자 · 495화면
わが土佐の如きも……」
と言っただけで、坂本はその説明をしませんでした。
「なんにしても、ああいう下品な奴に、指で丸をこしらえられてコキ卸されては、天下の豪傑もたまらん」
と五十嵐が冷笑しながら、よたとんの落ち込んで行った草原を見つめておりました。
ころころと転がって行ったよたとんの姿は、もう見えなくなっている。ここは安全なカヤトのスロープとは言いながら、多少気がかりにならんでもない。どう間違っても怪我はないところであるが、少々薬が利き過ぎたかとも思っているようです。
百六十七
よたとん先生が蹴落されて、勾配の急な草原を、ころころととめどもなく転がり落ちて、落ちついたところに、金茶金十郎が立小便をしておりました。
よたとんと金十郎とは、同行してこの叡山に登って来たのですが、金十郎がちょっと用足しをしている間に、よたとんの方が一足先に、この頭上間近の岩角に居睡りをして、もしもし亀さんをきめこんでいたのです。
あとから来た金十郎は、これから頂上なるよたとんに追いつこうと思って、そこらあたりでちょうど立小便をしておりました。
その金十郎が、なにげなく立小便をしている頭上へ、思いがけなくも懸河の勢いで落ちかかって来たものがあるのですから、金十郎も驚き且つ大いに怒らざるを得ません。