후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 254,021자 · 495화면
にわかに立ち上って、力足を踏み締めて、四明ヶ岳の上高く睨みつけました。
その形相を見ると、よたとんが、これはいけないとさとりました。さすがに、そこは老巧で、通人のことであるから、ここで金十郎を怒らして、三人の壮士に喧嘩をしかけさせては事重大とさとりましたのと、それから、自分の腰骨がたいそう痛むので、それらを便りにいきり立つ金十郎の出足をなるべく後れしめようと企らんだものです。
それがために、さすが勇気満々たる金十郎も、同行の先輩を振捨てて仕返しに行くというわけにもゆかず、空しく恨みを呑んで、よたとんの介抱に当り、ついに、これを自分の背中に引っかけて、以前立小便をしていた地点あたりへ戻った時分には、もう四明ヶ岳の頂上に三人の壮士の影は見当りませんでした。
それを知って、よたとん先生の腰の痛みもケロリと癒り、それから二人は引返して、根本中堂の方から、扇ヶ凹の方を下りにかかるのは、たしかに坂本方面へ向って引返すものに相違ありません。
百六十八
江戸の女軽業師の親方お角は、道庵を待合わせる間の道草として、大津から八景めぐりを試み、この日ちょうど、唐崎浜の一つ松の下へ毛氈を敷いてお弁当を開いておりました。