후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 254,021자 · 495화면
「そうか」
その説明を聞くと、よたとんがかえって油揚をさらわれたような面をしました。
さすがのよたとんも、これに対しては、横槍の入れようもなし、考証の持込みどころもない有様です。おやじがこの松の樹齢一千〇八年を固く信じているのに対して、よたとんはそれを冷殺しようにも、打倒しようにも、これには自分の方で、それに対して、また反証的に樹齢を証明しなければならぬ。よたとんもその考証に手がつけられないのです。さすがの物識りも苦笑をもってするほか、おやじに一矢酬ゆることができません。その苦衷を知ってか知らずにか、金茶金十郎が、傍らから差出口を試みて、
「よたとん先生――いかがでござるな、この松の樹齢、一千と八年説に御異議ござらんかな」
「さよう――」
「一千〇八年と申すと、今より何年の前でござるかの」
と金茶金十郎が、頭のよい質問を一つ切り出したものです。
「一千〇八年と申すと、今より一千〇八年の昔でござる」
と、よたとんからハネつけられて、金茶が頭を掻きました。
「なるほど――こいつは参り申した、その一千〇八年前は如何様の時代でござったか、それを承りたいのでござる」
「さよう――」