후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,484자 · 60화면
たい気持で、扉を外から手強く締め返してやろうとしたその途端に、向うにぬけぬけしゃがんでる奴――しかも女ではない男なんです。そいつが、しゃあしゃあとして、
「こんちは」
と言いました。
「畜生!」
とお角さんは、思わずこういって罵ろうとしたが、そのしゃがんでいる奴の面を見ると、
「ナンダ、ナンダ、手前は百の野郎じゃないか、このやくざ野郎」
お角さんの悪態は悪態にならず、全く面負けの、呆れ返りの捨ゼリフでした。
こうして、お手水場の中にわだかまっていた奴は、昔は腐れ合いのがんりきの百蔵というやくざ野郎そのものに紛れもないのですから、忌々しくってたまらないながら、喧嘩にもならない。
「馬鹿野郎、なんだい、そのザマは」
お角さんは、続けざまに怒鳴りつけてみたまでですが、中の野郎はいよいよイケ図々しく、お尻を持上げない。
「たまに来たものを、そんなにガミガミ言わずとものこっちゃあねえか――」
「相変らず図々しい野郎だねえ。だが表玄関からは敷居が高くて来られもすまいねえ、臭い奴は臭いところが相応だよ」
「おっしゃる通り表向きには、やって来られねえ身分だからかんべんしておくんなさい」