후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 178,374자 · 345화면
蝶というには少しとうが立ち過ぎている嫌いはあるが、雌蝶であり、雄蝶であり、それが月に浮かれて庵を立ち出でたことは間違いがありません。
「大原へ来たら、美しい尼さんでも出て来るか、そうでなければ、阿波の局の後身にでも見参ができるかと、それを楽しみにして来たら、餓鬼草紙から抜け出したような婆さんが出て、因果経のおさらいをして見せたには、一時うんざりしましたが、こうして、苦労人の昔の美しい人と一緒に歩いてみると、悪い心持は致しません」
と言ったのは、とうの立った雄蝶でありまして、昨夜以来、無条件の逗留を許された盲目のさすらい人の声であります。
見れば、今までのように、コケ嚇しの覆面や、白衣はかなぐり捨てて、さっぱりした竪縞の袷の筋目も正しいのを一着に及んで、帯も博多の角なのをキュッと締め込み、刀もなく、脇差もない代りに、手には時ならぬ団扇を携えて、はたはたと路傍の草花を薙伏せながら先に立って、そぞろ歩きをしています。
若々しい老尼もまた、いい気なもので、すらりとした尼さんの姿ではあるが、この尼さんは、袈裟もなく、法衣もなく、数珠さえも手にしていない代り、前の人と対な団扇を持って、はたはたと路傍の花を撫でながら、