일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 178,374자 · 345화면

아오조라 문고

つまりこれで、うまく治めたのだ。徳川時代には、小田原附近から関八州へかけてが、全国中でいちばん地租の安いところであったが、これは全くの早雲の余沢だ」

「それで、北条の亡んだ後に、徳川氏が駿遠参の故土から、この関八州へ移封されたのだが、もともと租税の安いところであったから、徳川氏の方では非常に迷惑だったのだ。太閤という男は、なかなかの狡猾者で、よくこの事情を承知しておりながら、いわゆる、その名を与えてその実を奪うの政策に出でたのだ。しかし、そこはさすがに徳川氏だ、少しも早雲の遺法を崩さず、従来の仕来りに従って、これを治めたのだ」

「天下の富を以てして、天下の経済に困るという理窟はないはずだ、いにしえの英雄はみな経済のために苦心したよ。織田信長は経済上の着眼が周密であったから、六雄八将に頭となり得たのさ。南朝の政治も、北朝の細川頼之の経済のために倒れたのだ」

「おれがはじめてアメリカへ行って帰った時に、御老中から、『其方は一種の眼光を具えた人物であるから、さだめて異国へ渡ってから、何か眼をつけたことがあるだろう、それを詳らかに申し述べよ』とのことであったから、おれは、『人間のすることは、ドコへ行ったって、そう変るものじゃありません、アメリカだって御同様ですよ』