후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠11(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 368,567자 · 720화면
枝が老女の髪のようにおどろに垂れて、病葉が欠歯のように疎らについているを見ると、彼は急に狼狽をはじめました。
「いけねえ、つい知らずに一寝入りやらかしちゃった」
狼狽してみたが、前も後ろもめまぐるしいばかりの踊り手で、その後ろはまた見物の人だかりで垣根を造られている。
そこで、米友は、例の杖槍と、荷物に手を触れてみたが、これには異状がありません。
本来、こうしたあわてぶりは、米友自身だけで単独に見せられると、かなり人目を惹くのですが、この場合、誰しもひとり、このグロテスクに注目する者のなかったのは、集まっている程の者が皆、踊りに目を取られていたからです。
けれど、たまに存在としての米友の狼狽ぶりに注意を向けたものはあっても、多分、これはこの踊りの女連の弁当担ぎか、下足番の小冠者に過ぎまいと見ただけのものです。
そこで、米友は、誰のなんらの怪しみにもでくわさずして、手早く荷物を取って肩にかけ、杖槍を拾い取って、飛び立ったが、さて、行かんとする周囲は、踊り連の妙なる手ぶりで、蟻も通わせぬようになっているから、さすがの米友も、その一方を突破するに当惑しました。