일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠11

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠11(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 368,567자 · 720화면

아오조라 문고

それと前後して、以上の三流とは全く別派の流れをなして来たものに、初代岡本美根太夫がある。

もとは江戸の人で、新内を業としていたが、大阪で薩摩説教節を聞いて、これを新内と調和して新曲をはじめ出した。

この岡本の女弟子たちによって源氏節なるものが生れんとして未だ生れず。

そんなような空気から、名古屋の女流界にはかなり鬱勃たる創業の意気が溢れていたものらしい。つまり、女流界の芸人で、現在に反感を持つもの、不平を抱くもの、新方面に発展の先例を見、或いは新例を開かんと企てるもの……とにもかくにも、女流興行界に一種の鬱勃たる野心がこもっている。この鬱勃たる野心にうまく火をつける人があれば、事は大きくなるにきまっている。

その空気を見て取った誰かが、お角さんに伝えたものらしい。

人に屈下せざる、とにもかくにも自ら祖をなさんとする意気に満ちた女流芸人が、名古屋の天地に存在していないということはない。ただ憂うるところは彼等を踊らせる舞台廻しがいないことだ。八天下は無天下になり易い。人才があまりあって、経営者がないことの恨み。あればこの際、これらの野心満々たる女流才人を打って一丸とし、この鬱勃たる興行の空気をよきに統制して導く興行者さえあれば、名古屋女流が、天下に向って気を吐き得ること疑いなし。