후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠11(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 368,567자 · 720화면
芝生の上へ広く四隅に人を配置して、一人が球を投げると、それを一人が棒で受け飛ばしたり、手で受けとめたりして、その度毎に一種異様な声を張り上げて、
「フラフラホウ、フラアラアキャット」
というようなことを叫ぶ。
真中にいて、球を投げる奴が、妙に気取った恰好をして、肩をグルグル廻したりなんぞしている。球を受け留めると、
「フラフラフラホウ、フラアラアラキャット」
なんぞと口走る。
主膳には、それが何の真似だか一向にわからないが、子供らは心得顔である。
それから、また一隊は座敷へ上りこんで、それで、いつ誰が懐中して来たか知れない将棋の駒を取り出して「南京双六」とやらをはじめる。
その方法の複雑なる、日本の花がるたの、もう少し混み入ったようなものを、年嵩の子供の教導によって、たちまちに覚えこんでしまう。
見ている主膳もわからない。また、こんな新遊戯術がいつ流行して来たか自分も知らなかった。
だが、メリケンと言い、南京と呼ぶからには、ともかく最近外国から渡来して来たもののうつしに相違あるまいとは思われる。
主膳は流行の潜勢というものと、少年の感染力というものを、そこに見せつけられて、思わず身ぶるいをしました。