후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠11(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 368,567자 · 720화면
こういう場合に於ての宇治山田の米友――またしても危急存亡の場合に、英雄が居合わさない。
だが、この場合は全く軽井沢の場合と別に、一英雄が現われたとて如何ともすべからざる事情であったのです。
それは、先生は知ってか知らずにか、とにかく、この場の水難は、これはなにも、江戸の敵を名古屋で、という影武者があったわけでもなく、全く生命に危害を加えようという暴徒の所業でもなく、実は極めておめでたい慣例にひっかかってしまっただけのものです。
尾州の古俗に「水祝い」というのがある。上品なところでは婚礼が済むと、その家の門の前で、裏白に水をつけて肩衣へ少しずつ注ぎかける――それが身分に応じて、水の代りに「はぜ」を以てすることもある。夫人が奥で「水祝い」をする時には、金銀の砂子を紙に包んで注ぐこともある。
小笠原家から出た水島家の伝書の中にも「水祝い」の礼物を記したのがある。
「手桶一対――白絵に鶴亀、松竹を書く、本式は手桶十二――それに髭籠――摺古木――杓子」
これによって考うれば、王朝時代から行われた「内火とまりの寿」という儀式と同じようなものであろうと言われる。