후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠11(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 368,567자 · 720화면
正面に「南無妙法蓮華経」の髯題目の旗がある。
「伊津丸」
「はい」
「梶川様が岡崎からお越しになりました」
「おお梶川殿」
と、寝返りを打とうとするのを押止めた梶川は、
「そうしていらっしゃい、あなたがそんなに御病気で休んでおられるということを、つい存じませぬ故、お見舞も致さず、失礼しました」
「いえいえ、失礼はこちらのこと、こんな意気地のない姿を人に見られるがいやさに、どちらへもお知らせをしませんでした」
「それは御遠慮深すぎる、ほかならぬ拙者にだけはお便りを下さってもよかろうものと、只今も奥方の前で、それをお怨み申していました」
「有難うございます、同じ怨みはこちらからも申さねばなりますまい。それはどちらに致せ、今日はよくお越し下されました」
「いや、よくまいったと申し上げたいが、実は只今も奥方に申し上げました通り、余儀ないわけで人を討ち果し、それがために岡崎を立退いてまいりました」
「おお、それはそれは、大事ではござれども武士の意気地、やむにやまれぬこともござりましょう。どうしてまた、人を討たねばならぬようになりましたか」
「自分ではいらぬ腕立てを致すつもりは更にござらねど、事情がおのずからそうなっては、ぜひもござらぬ」