후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠11(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 368,567자 · 720화면
それは駒井、田山の両氏がここに到着した当然の結果ではありません。無論二人が到着すれば、マドロス氏の演ずる滑稽の、決して単なる滑稽にあらざる所以も、明白に分明することと思いますが、滑稽が、奇怪を以て認められたのは、それより以前、別の人によってなされたことでありました。
竿と、ビクとを携えた漁師の子供が二人――夫婦ヶ鼻の方から、ここへ通りかかって、ふと件の滑稽なる持腐れを発見した第一の人となりました。
この二人にとっては、滑稽がまず非常なる驚異として現わされました。二人は、砂へ足を吸いつけられたように突立って、件の怪物を遠目にながめ、次に来るものは恐怖であります。
恐怖とはいえ、それは青天白日のことではあり、呼べば答えるところに、人間の影もあるという安心から、恐怖の次に逃走とはならず、恐怖に加うるに好奇を以てして、海中を見るの余裕があります。
滑稽といい、真剣といい、驚異といい、好奇といい、また恐怖という、要するに一つのものの異なった見方であります。
これより先、房州の海辺ではお杉のあまっ子が、前世紀の海竜を発見して、海岸一帯に一大センセーションを巻き起したこともありました。