후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠11(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 368,567자 · 720화면
「ははあ、ではやむを得ないところ」
旗を巻いて、進軍の歩調が、すっかり鈍ってしまいましたが、拳のやり場を体よくまとめて、またも以前の方面へ引返したのは、少なくとも組頭の手際です。
ほどなくこの一隊は、君ヶ浜方面に向って、なにくわぬ面で測量をはじめました。
一方、引揚作業の方面では、十分に焚火で身をあぶった海人海女が介添船に乗る。
駒井甚三郎は、別に一隻の小舟に、従者一人と例のマドロスとを打ちのせて――そのいずれの船にも丸に立波の旗印が立っている。
この作業にあたって、駒井が最初から、勘定奉行の小栗上野介の諒解を得ているというのは、ありそうなことです。
そうでもなければ、こうして白昼大胆に、こんな作業が行われるはずはない。そうして、小栗と駒井との関係は、特にこの機縁だけで結ばれたものではあるまい。
駒井は洲崎の造船所から海を越えて、しばしば相州の横須賀へ渡っている。
相州の横須賀に、幕府の造船所が出来たのは昨年のこと。
相州横須賀の造船所が、主として小栗上野の方寸に出でたものであることは申すまでもない。
横須賀の造船所がしかるのみならず、講武所も、兵学伝習所も、開成所も、海軍所も、幕府の新しい軍事外交の設備、一として小栗の力に待たぬものはない。