후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠16
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠16(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 268,946자 · 520화면
の後の動静というものが、朧げながら連絡をとれる。すなわちあれからともかくも、この長浜の地まで一気に山腹を走り下ったものと見なければなりますまい。
そうして何をか目ざし、何をか当りをつけようとしたが、その効果のほどはわからないが、ともかくも、この安全地帯まで来て、しばしの快眠を貪り、やがてまた、相当の進出を試みようという休養時代であったことがよくわかります。その休養期間を思いもかけず、弁信というものが来て驚かしてしまったという径路もよくわかります。
かくて、米友と弁信とは、近江の湖畔のこの地点で当面相対して、水入らずの会話をしなければならないように引合わされました。
二人はついに、この巌蔭の日向のよい地点を選んで、そこを会話の道場としましたが、この巨大なる切石であって、同時に巌石と巌石の形を成している石質の由来を弁信が勘で言い当てました。多分これは、太閤秀吉が長浜の城主であった時代の遺物、その秀吉の城郭の一部をなした名残りの廃墟の一つでありましょう。そうでなければ、この辺に斯様な大岩石があるはずはないというようなことを、弁信がうわごとのように言いました。